「東の浅草、西の新開地」と昔は呼ばれた新開地を、もっと売り出していくことも考えなければならない−−。兵庫県の井戸敏三知事は1日に放送したサンテレビの番組で、訪日外国人観光客を受け入れる拠点の必要性に言及。その候補地として戦前から1950年代にかけて神戸市の中心的な市街地だった兵庫区の新開地を挙げた。「浅草は今でも、ものすごい人だが(新開地も兵庫区・能福寺の)兵庫大仏などと組み合わせれば」と提案し、一段の訪日客誘致に積極的な姿勢を見せた。

 ここ5年間で豊岡市の城崎温泉では外国人観光客数が10倍の1万8000人程度になった。その要因に浴衣を着る外湯巡りに人気が出たことを挙げ、「これからの(観光客誘致など)交流人口を増やすための魅力は、体験や参加が鍵になる」との見方を示した。

 さらに「これからは産業ツーリズムがポイントになる」との見通しも示し、新幹線を製造する「川重の車両工場を見せていただければ、すごい人気になるんじゃないか」といったアイデアも披露。「海と地域の広域観光ルートをさらに生かし、『ゴールデンルート』と呼ばれる京都、大阪からもっと神戸を訪ねてもらうよう対応する必要がある」と語った。